癒しの田んぼと癒しの農産物作りに 挑戦中


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癒しの大地と癒しの農産物作りとは

農産物作りの前に考えておかなければならないことは、私たち人間は地球にとってどのような存在なのかを理解しなければなりません。38億年といういのちの循環の中で私たちは私たち以外の生き物たちによって育まれ、誕生したという事実です。
人間は文明という武器を使いわたしたちにとって住みやすい環境を作ろうとしてきました、しかし出来上がった環境はどうも人間にとっても地球にとってもあまりいい結果ではないようです。
でも、人間のすごいところは間違いに気づいたとき、すぐに間違いを改めることの出来る能力です。
壊れてしまった自然を修復し、地球にいるすべての生き物たちとともに将来を創造出来たらとてもすばらしいことだと思います。
すぎやま農場には、小さな事しかできませんが少しずつでもいいから皆様と共に考え、将来の子供たちのために何をすべきなのかを農産物作りの実践を通して環境改善を行って行きたいと考えています。


たんぼにいる生き物たちの命が健康であり、健康な命たちがたくさん集まっていっしょに作物作りを行い、作物たちも健康な生活を送ることが出来たら、出来上がった作物たちはきっと人間にも健康な命を分けてくれるのではないかと考えます。健康な命の循環を作ることが出来たら、その場所はすべての命を癒すことの出来るフィールドであり、癒しの大地となってくれると信じています。そして、ここから生まれてくる農産物こそが癒しの農産物ではないでしょうか。











圃場の畦について

農場が管理する畦についての考え方
人間が田んぼという環境を作り出し、湿地の中で私たちの生きる糧としておこめを栽培しようとするとき、水をためるための畦が必要となります。
この畦はこの地域に本来棲んでいる生き物たちにとって最後の生息場所となっています、自然の中に湿地帯を強制的に作った結果、地域に生息していた好気性生物たちは、田んぼの畦にしか棲むことが出来なくなったというのが事実なのです、とすれば在来の植物たちにとって人間がいちばんの外敵と言うこととなってしまいます。
ところがこの畦についても人間は除草剤によって無差別に在来植物を殺そうとしていることも事実です、確かに除草剤を使うことによって効率的な雑草管理を行うことが出来るようにも見えるのですが、実際には人間が人間以外の多種多様な生物をいじめる行為となってしまいます。
すぎやま農場の場長も昔はこのような無差別行為を行っていました。
しかし、場長は除草剤を使う事への違和感から畦に薬剤を使うことを全面的に中止しました。
新規で農地を借り受けさせていただいたところを除けば長いところは約10年以上畦に何も使わない管理を行っています。
そして、使わない事を初めて5年くらいたった頃から畦の状況が変わってきました。
最初は、人間にとってあまり見たくない単一に近い植物でしたが徐々に種類が増えて行き、在来植物たちの多様な花を楽しませてもらえるようになるまでに、約8年かかりました。
地域の生き物たちが元気に暮らすことの出来る場所を少ないけれど人間が協力をしながら管理することで畦に暮らす生き物たちと良い関係を作ることが出来たら、その空間は癒しの空間となるはずです。
 私たちの生きる糧を生産するフィールドは、敵対関係のないゆりかごのようなフィールド作りだと思います。

すぎやま農場の畦に対する管理基準
圃場の畦については、一切の化学農薬及び化学肥料を使用しない事とし、季節ごとの植物に合わせた草刈り等を行うこととする。







種まき作業の注意点

農場がめざしているのは、癒しの大地作りとその大地から生まれてくる癒しの心を持った農産物の生産です。
作物たちの種がまかれ発芽するまでの短い期間に自分が置かれた環境を検索し、成長のプログラミングを行うそうです。
昔から言われている苗半作と言うことばの解釈方法のいちぶかもしれません
身の回りに潤沢な化学性窒素がないことで地上よりも地下部を発達させようとするのです、しっかりとした地下部が形成された結果として得られることは必要な時期に必要なミネラル分を充分に吸収出来る身体作りが芽を出すまでに出来てしまうということなのです。
農場がここでしなければならないことは余計な化学や農薬そして余分な堆肥等も使わない努力です。