かぐや姫  
場長が栽培をしたくてあこがれていた品種です。
平成5年の冷害年にササニシキの中から発見されたお米。
場長はこの品種の持つ脂肪酸が少ないという特徴に着目しています。
通常のお米であれば脂肪酸の数値は15から18くらいが多いのですが、かぐや姫という品種はこれが非常に少ないことが分かってきました。
脂肪酸値が1年たってもあまり変わらないとは、劣化しにくい、年をとりにくいという特徴を持っていると言うことです。
どうして年をとらないのか解明はされていないのですが、古米となってもほとんど劣化していないと言うことはこのお米を食べ続けることで何かが期待出来そうな気もします。

2012年に栽培した時のかぐや姫の写真です。
時間をかけて年を取りにくい特徴を解明して行きたいです。
かぐや姫をいただく事で真実を確かめてみませんか。

品種の説明

「かぐや姫」は、宮城県で1993年に「ササニシキ」の突然変異として発見され、1999年に新品種として登録された低たんぱく質で食味値が良好なお米です

平成5年の冷害は、収穫時期になっても稲の生育の草丈が短くて不稔粒も多い年でしたが、その中で、1株のササニシキの中に、例年と変わらない草丈をもっていて、不稔粒がほとんどない穂が三本見つかりました。
まだ完熟していなかった稲だったため、株ごと抜いて家に持ち帰り、そのままバケツに入れて育て、10月末に210粒のモミを収穫することができました。
 明けて平成6年。ササニシキやひとめぼれの刈取時期に、豪雨と台風の強風に見舞われて、ほとんどの稲が倒伏したり、穂発芽してしまうという状態のなかで、このモミを播いてつくった苗を、条間・株間とも30cmの一本植えにして、ササニシキと同じような管理で栽培したところ、草丈が1m20cmにもなってにもかかわらず、倒伏も穂発芽もなく、10月末に12kgのモミを収穫できました。
 その後、新しい品種としての条件がすべて揃っているということがわかりましたので、平成七年十月に品種登録を申請して発見者でもある小野寺さんの育成者名で受理されました。

品種登録証はこちらから


令和元年長い時を超えて今年から栽培をはじめさせていただきました。
栃木県でのかぐや姫の特徴
出穂時期はあさひの夢と同時期、穂の先端に芒がある。
通常の品種と違い生育環境が良いといつまでも分けつ茎が出続ける性質があり品種としての判別がしやすい。
耐到伏性はコシヒカリよりかなり強い。
熟期はあさひの夢とほぼ同じ。
肥料はコシヒカリの2割増し程度の施肥量でコシヒカリ並みの生育をする。
このかぐや姫の食味の特徴はサラッとした食感と日にちがたっても食味が落ちないことそしてこの品種独特のお米のうま味がある事です、極端な甘味うま味と言う事よりも長く毎日食べ続けることの出来るおしとやかな甘味、旨味であることが言えます。

2016-09-30

ページトップへ