新生夢ごこち
この品種は、究極の食味と言われながらも栽培が非常に難しかった「夢ごこち」を親に持ち、その**美味しさはそのままに、農家が作りやすいように改良された「進化版」**の品種です。
1. 誕生の背景:なぜ「新生」なのか?
オリジナルの「夢ごこち」は、コシヒカリの突然変異から生まれた極上の低アミロース米ですが、**「稲が倒れやすい」「病気に弱い」**という弱点があり、栽培できる農家が限られる「幻のお米」でした。
これを解決するために開発されたのが「新生夢ごこち」です。
2. 味と食感の特徴
「新生」になっても、その驚異的な食味は失われていません。
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圧倒的なモチモチ感: 低アミロース米(アミロース含有量 約15%前後)のため、コシヒカリ以上に粘りが強く、おこわのような弾力があります。
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濃厚な甘み: 噛むほどに強い甘みが広がり、おかずがいらないと言われるほどの存在感があります。
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冷めても美味しい: 低アミロース米の最大の特徴で、冷めても硬くなりません。おにぎりや、翌日のお弁当でも炊きたてのような柔らかさが続きます。
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美しいツヤ: 炊き上がりの光沢が非常に美しく、粒立ちもしっかりしています。
3. 栽培上の特徴(農家目線)
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病気に強い: 「縞葉枯病(しまはがれびょう)」への抵抗性を持ち、いもち病にも強くなっています。
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倒伏に強い: 茎(稈)が太く丈夫になったため、風雨で倒れにくく、安定した収穫が可能です。
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栽培適地: 関東以西の平坦部(早植え〜普通期栽培)に適しています。
4. 「縁結び」との関係
以前お伝えした**「縁結び」**も、実はこの「夢ごこち」の血統を継いでいます。
まとめ:おすすめの食べ方
新生夢ごこちは、まさに**「ごちそう米」**です。
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まずは白いごはんだけで: その甘みと粘りを堪能してください。
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おにぎり・お弁当: 本領発揮します。時間が経ってもパサつきません。
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和食全般: 脂ののった焼き魚や、味の濃い煮物にも負けない力強さがあります。
「新生夢ごこち」は、数ある低アミロース米の中でも**「コシヒカリに近い粒感」と「お餅に近い粘り」**を併せ持つ非常に贅沢な品種です。
圧力IH炊飯器は、お米の芯まで一気に加熱して糊化(α化)を促進するため、この品種の持ち味である「甘み」を最大限に引き出せますが、一方で**「粘りすぎて粒が潰れやすい」**という繊細な面もあります。
圧力IH炊飯方法
最高の一杯にするための、圧力IH向けの調整法をご紹介します。
1. 水加減:目盛りより「5〜10%」減らす
「新生夢ごこち」を炊く際、最も重要なのが水加減です。圧力IHは密閉して圧力をかけるため、水が多いと粘りが出すぎて「ベチャつき」を感じてしまいます。
2. 洗米と浸水:デリケートに扱う
3. モード選び:あえて「しゃっきり」or「早炊き」
圧力IH炊飯器の場合、おすすめは以下のモードです。
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「しゃっきり」モード: 圧力をかけつつも粘りを抑える設定。この品種の強い粘りとバランスが取れ、粒立ちが良くなります。
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「白米急速(早炊き)」モード: 実はプロも推奨する裏技です。高温で一気に炊き上げ、蒸らし時間を短縮することで、お米の表面がダレるのを防ぎ、適度な歯ごたえを残せます(※事前にしっかり浸水した場合に限ります)。
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「もちもち・極上」モード: おこわのような、非常に強い粘りが好きな方にはおすすめですが、粒感が欲しい方には少し重すぎる仕上がりになることがあります。
4. 炊き上がり:1秒でも早く「ほぐす」
圧力IHは炊き上がり直後の釜内の湿度が非常に高いです。
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ブザーが鳴ったらすぐに蓋を開ける。
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しゃもじを垂直に入れ、釜の底から大きくひっくり返す。
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「切るように」混ぜて、余分な蒸気を飛ばす。
土鍋での炊飯方法
この品種は、デンプンの性質が「お餅(もち米)」に近いため、土鍋の強い火力で炊くと、**「驚くほどの甘み」と「シルクのようなツヤ」が出ます。ただし、普通のコシヒカリと同じように炊くと粘りが強くなりすぎることがあるため、以下の手順で「絶妙な粒感」**を残すのがコツです。
2. 炊き上げ:火加減のポイント
土鍋は「温度が上がってからの粘り」が強く出ます。焦げすぎないように注意しましょう。
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中強火(約8〜10分): 蓋をして火にかけます。沸騰して蓋が「カタカタ」鳴り、湯気が勢いよく出るまで加熱します。
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弱火(約7〜8分): 湯気が細くなってきたら、ごく弱火に落とします。この間に、新生夢ごこちの豊かな甘みが引き出されます。
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強火で追い炊き(5〜10秒): 最後に一瞬だけ強火にして、余分な水分を飛ばします。「パチパチ」と音がし始めたらすぐに火を止めます。
3. 蒸らしと仕上げ:粘りをコントロール
土鍋炊きの「新生夢ごこち」をより美味しくするヒント
相性の良い食べ方
土鍋で炊き上げた「新生夢ごこち」は、「漬物」や「佃煮」など、少し塩気の強いものと合わせると、お米の甘みがさらに引き立ちます。